Composer, Arranger, Orchestra Conductor
Koichi Fujino
作・編曲・指揮 藤野浩一
Illustrations by Mayumi Shibuya
BS映画音楽はすばらしい ! Ⅶ 放送決定。
2025年1月1日(水・祝)午後7:30~8:59 [BSプレミアム4K]
2025年1月3日(金)午後9:00~10:29 [BS]
<再放送>2025年1月4日(土)午後5:30~6:59 [BSプレミアム4K]
第7弾となる今回ご紹介するのは、全部で18作品21曲。「フォレスト・ガンプ」「ブルース・ブラザース」など超人気映画を彩った曲や、「スパイダーマン」「スタンド・バイ・ミー」のように誰もが知る映画の曲、また「レ・ミゼラブル」「キャッツ」などミュージカル映画サウンドなどたっぷりお届けします。新日本フィルハーモニー交響楽団他による生演奏と、600インチの大スクリーンにうつしだす映画名シーンをバックに、舞台・ライブで活躍中の10組の皆さんが歌います。MCは俳優の安田顕さんです。 どうぞご覧下さい。
これから開催されますオーケストラコンサートのお知らせ
2024年12月7日(土) 15:00 広島交響楽団 広響ファミリーコンサート 広島国際会議場フェニックスホール
2024年12月9-10日 新日本フィルハーモニー交響楽団 映画音楽はすばらしい! 収録 クローズド(観覧不可)
2025年2月17日(月) 新日本フィルハーモニー交響楽団 ひがしんビジネスクラブオーロラ クローズド(観覧不可)
2025年03月02日(日) 14:00 おしゃべり音楽館ポップスオーケストラ 宝くじおしゃべり音楽館 氷見市芸術文化館
2025年03月09日(日)14:00 おしゃべり音楽館ポップスオーケストラ 宝くじおしゃべり音楽館 三原市芸術文化センター ポポロ
2025年3月19日(水) 18:30 九州交響楽団 ハンサムシンフォニックコンサート ゲスト:横山 剣
2025年4月24日(木) 新日本フィルハーモニー交響楽団 東京東信用金庫入社式典 クローズド(観覧不可)
2025年4月29日(火・祝) 16:45 広島交響楽団 EnerGia 2025広響POPS CONCERT 広島国際会議場フェニックスホール ゲスト:松崎しげる
4月29日広島交響楽団
初めて宮澤エマさんにお会いしたのは2年前、NHKBS「映画音楽はすばらしい!」に出演して下さった時のことでした。
その時、彼女が歌う「People」を聞いて「この人はジャズを歌うに違いない!」と直感したのです。
御存知の通り「People」はスケールの大きいゆったりした曲なのですが、
そんなルバートの中にあっても、彼女の歌には根底に流れるリズムが見えるのです。
実はルバートは「好き放題に歌って良い…」という訳では無く、オケとの抜き差しは、
インテンポの曲以上にリズムのセンスを要求されるものなのです。
さらに音程の取り方は「この人は楽器をやっていたに違いない!」と想像させられるもので、
それはいわゆる歌メロだけではなくジャズ・ハーモニーにも対応できる程、高みにあるものでした。
Wikiを引いてみると、果たして「ケンブリッジのビッグバンドでジャズを歌っていた…」とあるではないですか。
早速、広響に連絡し、多忙を極めておられる中からスケジュールを頂き、今回の企画が叶ったという次第でした。
20年以上に渡り、憧れ、夢を見、そして目指していたアメリカのポップスオーケストラの響きが、
広響そしてひろしまFM、さらには中国電力の優れたスタッフによって「一つの完成形を見た...」
そんな感慨と共に本番を過ごしていました。
エマさん、そんな私たちの夢を具現化してくれてありがとう。オケにとっても最上級のゲストであり、
私自身がとても幸せな時を過ごさせてもらいました。
4月24日新日本フィルハーモニー交響楽団
この日はクローズド・コンサートだったのですが、ご列席下さいました満席のお客様には、
世界最高峰のクラリネットの超絶技巧を目の当たりにして頂きました。
そのクラリネット奏者の名は「マルコス・ペレス・ミランダ」。色々なオケから断られる超難関曲を
1年間かけて練習してくれました。譜面を読むだけでも大変な曲なのですが、
その表現力の素晴らしさたるや、「筆舌に尽くし難い」とは正にこの事をいいます。
一番辛辣な評論家である筈のオケの同僚をして「人類一、クラリネットが上手い」と言わしめた一夜でした。
彼と出会えたことはもちろん、彼が日本に来てくれたこと、そして新日本フィルが彼を採ってくれたこと、
いくつもの偶然が重ならなければ、この日この曲目を演る事は無かった。
それを具現化して下さった東京東信用金庫の皆様、新日本フィル事務局の皆さん、
そして何より全身全霊で譜面に取り組んでくれた、新日本フィルハーモニー交響楽団の図抜けたアーティスト達よ。
本番中、かつて音大で奏法を矯正されてラッパを挫折し、クラッシック業界を逆恨みしていた頃の自分を思い出し、
心の中では泣いていたのです。「こんな日も来るんだ!」。
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