Profile
藤野浩一・プロフィール
東京音楽大学音楽学部器楽科卒業。在学中トランペットを金石幸夫氏に、和声学を池辺晋一郎氏と三枝成章氏に、作曲と飲酒を細矢禊氏にそれぞれ師事したはずなのだが、キャバレー勤め(通いではない。)が祟り、殆ど授業には出ていなかった。今から思えばこんな重鎮たちの授業を受けるチャンスを、目先の金のために失っていたと思うと悔やまれる。
当時からキャバレーの踊り子さんたちの楽譜を書き始めアレンジャーの道を目指す。卒業後本格的に作編曲家・キーボード奏者としてプロ活動を始める。とりわけ故・坂本九さんとの出会いは、その後の音楽活動に大変大きな励みとなった。
1982年より中森明菜コンサートの音楽監督を7年間にわたって務める傍ら、NHKレッツゴーヤング、ザッツミュージック、
愉快にオンステージ、アイドル・オン・ステージ、紅白歌合戦など数多くの音楽番組のレギュラースタッフとして作編曲活動をする。
映像関係では井筒和幸氏と30年に渡って、東宝映画「のど自慢」「ビッグショー! ハワイに唄えば」(指揮者役で出演も)、松竹映画「岸和田少年愚連隊」「さすらいのトラブルバスター」、にっかつ映画「金魂巻」「ヒーローショー」などの映画作品を作り続けている。
2004年にシリーズで放送された「BSあなたが選ぶ映画音楽」では音楽監督として、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団を指揮する。
また音楽監督として全ての編曲を手がけたNHK「青春のポップス」は、国内はもとより海外のアーティスト達からも賞賛され、名実共にNHKナンバーワン音楽番組となった。
自らが作編曲した「お江戸でござる」のテーマは番組の人気・内容と共に好評を得た。
2020年紅白歌合戦では東京フィルハーモニー交響楽団を指揮。
NHKBS「映画音楽はすばらしい!」音楽監督。
1997年11月、神奈川フィルハーモニー管弦楽団「音楽の街づくりコンサート」で オーケストラ指揮者デビュー。以来、2013年7月まで、同楽団ポップスオーケストラ音楽監督を務めた。
2011年、2013年、2019年、水樹奈々Live Graceシリーズでオーケストラによるアリーナ公演、ASKAとのビッグバンドコンサート「昭和が見ていたクリスマス」、May J.、スキマスイッチ武道館コンサート等々。そして布施明、渡辺真知子、藤澤ノリマサらとのオーケストラ・レコーディングなど、ビッグネームからの信頼も厚い。
現在、大阪交響楽団、広島交響楽団と、シリーズ化されたコンサートが進行中。